【鬼滅の刃】本編では語られなかった『青い彼岸花』の真実 後編

物語考察
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それでは前編に引き続き、本編では語られなかった『青い彼岸花』の真実について、鬼舞辻無惨が行っていた青い彼岸花の探索方法について考察していきます。

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青い彼岸花の探索方法

前回は青い彼岸花を発見した衝撃の人物と開花地、炭治郎の走馬灯に映っていた彼岸花の正体、そして継国緑壱つぎくによりいちと竈門家の繋がりについて記事を書きました。

竈門家と青い彼岸花、そして緑壱との関係がわかったところで、続いては無惨が「どうやって青い彼岸花を探索していたのか」という部分についてまとめていきます。

前回の記事で書いたように無惨が竈門家を襲撃した時、実は近くに探し求めていた「青い彼岸花があった」という衝撃の事実が明らかになったのですが無惨が外出できるのはもちろん「夜」、しかも青い彼岸花が咲くのは限られた気象条件昼間の数分間しか咲かない花であるため当然、青い彼岸花は咲いておらず見つけることはできません。

無惨は千年間も青い彼岸花を探し続けていたということですが、一体どのような方法で花の探索を行っていたのでしょうか。

既にわかっているのは、部下である上弦の参・猗窩座に指示を出して探させていたということですが、実は、他にも様々な方法で探していたということが公式ファンブックで明らかになりました。

無惨はその時々で姿を変えて人間社会に潜んでいたという事は作中でも描かれていましたね。
そう。無惨は実在する人間に「擬態」して青い彼岸花の探索や情報収集を行っていたのです。

「擬態」のバリエーションと用途

これから無惨の「擬態」について、物語の流れに沿って分析していきます。

まず最初に無惨が化けていたのは奥さんと小さな娘を持つ男性でした。
炭治郎が浅草で初めて無惨と遭遇した時の姿です。

無惨の元々の姿がそういう姿をしていたと思っていたのですが、どうやら真実は違っていたようです。

男性に化けている時は「情報収集」に加えて「資金稼ぎ」の目的もあったそうで、「資産家を殺して」自分がその姿に化けることで「活動資金を稼いていた」のです。
大正時代当時とても高価だった「洋服」を着ていたことや仕事の様子から、この時も資産家に化けていたと考えられます。

引用:「鬼滅の刃」 2巻 14話 集英社/吾峠呼世晴

続いて、ファンの間でも有名なパワハラ会議の時の姿である「芸妓げいぎの女性」に化けていた時。
その時も、情報収集を行っていたようです。

芸妓は舞踊や音曲おんぎょく鳴物なりもので宴席にきょうを添え客をもてなす女性、やってきたお客さんにお酒を注いで芸を披露しながら青い彼岸花を知っている人がいないか、自ら調査をしていたのではないかと考えられます。

それに加え、人間を使った日中の捜索として行っていたという事も明らかとなりました。

引用:「鬼滅の刃」 6巻 52話 集英社/吾峠呼世晴

最後に子供に化けていた時ですが、「太陽を克服する薬を作る場所を確保するため」と公式ファンブックに書かれていました。
無惨も、珠世やしのぶのように薬を開発していたんですね。
実際に無惨が薬の調合か実験のような事をしている描写は、上弦の鬼を招集した会議の時にありました。

引用:「鬼滅の刃」 8巻 67話 集英社/吾峠呼世晴

このように無惨は複数の人間に化けて捜索活動を行っていたのですが、他の鬼は無惨のように年齢や性別を操って長時間人間に擬態することはできないようです。

ただ襧豆子だけは例外で、炭治郎が背負っている箱の中に入れるくらい子供のように小さくなったり、遊郭編では大人の女性のように成長した姿になることもできます。
そう考えると、襧豆子は他の鬼と違ってかなり能力が高かったという事がわかります。

 

鬼が東京にしか出現しない理由

そして「鬼が東京にしか出現しない理由」というのも明らかになりました。

それは、無惨が人間時代に治療を受けていた善良な医者が東京に住んでいたため、青い彼岸花も東京で採取されたのではないかと推測し、東京を中心に捜索活動を行っていたのです。

青い彼岸花の開花地が炭治郎の家の近くだったため、無惨の勘は外れてはいなかったということです。

更に妄想を膨らませると、竈門家が襲撃された夜、無惨は葵枝さんに青い彼岸花の場所について質問していたかもしれません。

しかし葵枝さんはその質問に答えなかったため殺されたという事も考えらえます。
無惨が竈門家を襲撃した目的は、「太陽を克服できる鬼を作るため」と公表されていますが詳細について書かれているところがないため、は炭治郎の知らないところではそういったやり取りがあってたとしてもおかしくはないですよね。

 

実は奥さんを5人娶っていた!

こうして千年間も東京を中心に青い彼岸花を捜索していたのですが、無惨が鬼になってすぐに東京へ行って青い彼岸花を探し始めたわけではありません。

なぜなら無惨は鬼になってしばらくはそれまでと同じように生活していたようで、奥さんがいた時期もあったらしいです。
しかし、めとった奥さんは全員自殺しています。

というのも、無惨は人に共感する能力が著しく欠如しており、その代わり人の負の心理を読むことが得意だったため、奥さんにもかなり辛く当たっていたようです。
5人も奥さんを娶ったのにもかかわらず、全員無惨の毒舌に耐え切れず自殺してしまっています。

部下に対しても気まぐれで対応することがあり、かなりきつい言葉を浴びせることもよくありましたが、千年も生きていて最近はむしろ落ち着いてきた方だったそうです。

青い彼岸花に対する無惨の執着やパワハラぶりには大変驚かされました。

産屋敷家も鬼殺隊も、無惨に全然遭遇できないと思っていたらまさか女装したり、資産家に姿を変えたり時に子供になったりと社会に溶け込んでいたとは、、、思いもしないでしょうね。

青い彼岸花の考察については以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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