蛇柱・伊黒小芭内をまるごと紹介~実は仲が良い柱は〇〇~

キャラ考察
引用:「鬼滅の刃」 19巻 集英社/吾峠呼世晴
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アニメ化したことで人気が急上昇した「鬼滅の刃」に登場し、鬼殺隊を支える柱たちの素晴らしい人間性について紹介します。

 

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伊黒小芭内のプロフィール

誕生日:9月15日
年齢 :21歳
身長 :162cm
体重 :53kg
出身地:東京府 八丈島 八丈富士<西山>
趣味 :川柳、俳句、飴細工を作っているところをずっと眺める
好物 :とろろ昆布
鎹鴉 :夕庵(ゆうあん)

 

人物像

左右の目の色が異なるオッドアイで、口に包帯を巻き、首には相棒の白蛇である「鏑丸(かぶらまる)」がいます。

小芭内は右目が弱視なため、鏑丸が視野を補う役割もしています。

鬼舞辻無惨打倒後、鏑丸は不死川実弥→栗花落カナヲへと引き渡されます。

ネチネチとした性格で、恋柱・甘露寺蜜璃に一目惚れしており、彼女に近付く者には容赦しません。

大食漢の甘露寺蜜璃とは真逆で、柱の中では一番の小食です。

 

伊黒小芭内の過去

先述にもありましたが、伊黒さんは人を殺して私腹を肥やす女系の家で生まれました。

一族を支配していたのは下半身が蛇の鬼で、稀有(けう)な男の生贄(いけにえ)として座敷牢で幼少期を育てられました。

女系の家に男が生まれたのは370年ぶりのこと。母や姉妹、叔母たちはみんな猫撫で声で毎日お膳を持ってきては親切に世話をしてくれましたが、それは、伊黒さんを太らせて鬼に食わせるためで、決して彼自身のためではなかったのです。

またオッドアイというのが蛇の鬼に気に入られ、鬼は口の形をお揃いにするため口を切り裂いて、その傷口から溢れ出た血を飲まされるという残虐的な事をされたりもしました。

それからはバレないように簪で木の格子を削り、座敷牢から見事脱出しました。しかし鬼に追いつかれ殺されるそうになった所を、当時の炎柱に救われました。

5人の姉妹がいましたが、姉二人は小芭内が逃げ出した際に殺害され、妹3人は生後間もなく蛇の鬼に献上され食べられました。

また、当時の炎柱に従姉妹と引き合わせてもらいましたが、「あんたが逃げたからみんな殺された」などという罵声を浴びせられ心に傷を負ってしまいます。
従姉妹の罵詈雑言にはもちろん正当性なんてありませんが、嫌というほど伊黒さんの心を抉(えぐ)ったのです。

こういった過去から、女性が苦手になってしまいました。

ですが甘露寺蜜璃と出会って、底抜けに明るい所やご飯を美味しそうにぱくぱく食べている所を見ていると幸せな気持ちになったそうです。
一緒に食べることはしませんが、甘露寺蜜璃と食事をした後は伊黒さんも食欲が出て、いつもより多く食べることができたそうです。

彼が人前で食事を取らないのには、人を殺して私腹を肥やす女系の家での過去のトラウマと、口を切り裂かれた時の傷を見られたくないという理由があるのではないかと考えられます。口に包帯を巻いているのも傷を隠すためと推測されます。

 

伊黒小芭内の日輪刀について

刀自体が蛇がうねっているような形をしており、その太刀筋は狭い隙間でも滑り込ませることが可能な程の正確性が求められます。

鞘は革製のもので包むように納刀しています。

無限城や鬼舞辻無惨との最終決戦では、そのすべての型を使って戦っています。

 

蛇の呼吸の種類

壱ノ型 委蛇斬り(いだぎり)

  引用:「鬼滅の刃」 21巻 183話 集英社/吾峠呼世晴
その名の通り、予測不能な軌道を描く蛇の呼吸ならではの一刀。

 

 

弐ノ型 狭頭の毒牙(きょうずのどくが)

  引用:「鬼滅の刃」 19巻 164話 集英社/吾峠呼世晴
凄まじい闘気と共に斬りつける斬撃。

 

参の型 塒締め(とぐろじめ)


  引用:「鬼滅の刃」 22巻 190話 集英社/吾峠呼世晴
大蛇が捕食する獲物を締め付けるかの如く、あらゆる角度から敵を斬りつける技。

 

肆ノ型 頸蛇双生(けいじゃそうせい)


  引用:「鬼滅の刃」 23巻 199話 集英社/吾峠呼世晴
双頭の大蛇が絡み合うように見え、蛇の呼吸の中でも軌道が非常に読みにくい技。

 

伍ノ型 蜿蜿長蛇(えんえんちょうだ)


  引用:「鬼滅の刃」 16巻 140話 集英社/吾峠呼世晴

蜿蜿という言葉が「うねり曲がって長く続くさま」を表している。
無限城をうろつく無数の鬼たちを一気に斬り伏せるのに適しています。

蛇の呼吸は水の呼吸の派生で、唯一、伊黒さんしか使い手がいない呼吸でもあります。

正確な太刀筋を極め、水の呼吸から蛇の呼吸(壱~伍ノ型)を編み出し、柱にまで昇り詰めたと考えると、伊黒さんの実力も引けを取りません!

 

恋柱・甘露寺蜜璃との誓い

これ以降は鬼舞辻無惨との最終決戦のシーンについてのネタバレが含まれます。鬼滅の刃を最後まで読んでいない方はご注意ください。

 

最終決戦、鬼舞辻無惨に致命傷を負わされた恋柱・甘露寺蜜璃は戦線を離脱してしまいます。

伊黒さんが隠(かくし:鬼殺隊の事後処理部隊)に甘露寺蜜璃を預け、彼女は「死なないで」と叫びますが、伊黒さんはそれを振り切り再び決戦に戻ります。

「クズの一族に生まれた自分もまたクズ。背負う業が深すぎて普通の人と同じような人生は歩めない」と心の中で自分の過去について回想します。

鬼を恨み、やり場のない思いはすべて鬼に向け、誰かのために命を懸けると少しだけでも自分がいい人になれたような気がしました。しかし、自分が家から逃げたことで犠牲になった50人の一族が付きまとっているような感覚は、いつまでも取れないままでした。

鬼舞辻無惨を倒して死にたい。伊黒はそれで汚い血が浄化されることを願います。
そして、鬼がいない平和な世界でもう一度人間に生まれ変われたら、その時こそは蜜璃に好きだと伝えると決意したのです。

鬼舞辻無惨打倒後、2人に残された時間はあと僅かという状況。

伊黒さんの行動に蜜璃は素直な気持ちを明かし、来世で結ばれることを願います。
伊黒さんも蜜璃の言葉を受け「絶対に君を幸せにする」と応え、涙を流して固く誓いました。
そして蜜璃を看取った直後、伊黒さんも後を追うように旅立ちました。

 

まとめ

女性に苦手意識があるという蛇柱・伊黒小芭内ですが、底抜けに明るい蜜璃ちゃんに出会い、来世を誓い合う程の相手に巡り合えて、彼にとってはそれもそれで幸せな人生だったのではないでしょうか。

伊黒さんは最期、先述の通り恋柱の甘露寺蜜璃と来世で結ばれることを誓い合って天国へと旅立ったという事だったのですが、その後はどうなったのでしょうか?

こちらもネタバレになりますが、単行本の最終巻で現代に生きる炭治郎たちの子孫の様子が描かれており、伊黒さんと蜜璃ちゃんにはもちろん子孫はいませんので「生まれ変わり」のような瓜二つの人物が登場します。

二人は食堂を営む夫婦で5人の子供がいるという設定になっています。
食堂のメニューはすべて「大盛り」なのが特徴。
蛇の置物が置かれていたり、奥さんが巨乳なので胸を見ている男がいると包丁が飛んでくるなど、伊黒さんらしさは現代でも変わっていないようです。

約束通り現代に生まれ変わって、ハッピーエンドを迎えられて、読者としても大変嬉しく思います。
吾峠呼世晴先生、本当にありがとうございました!

実は、柱の中で伊黒さんと意外な仲良しと言われているのが、音柱の「宇随天元」です。
お互いの境遇が似ていることから意気投合したそうです。
2021年に放送が予定されている「遊郭編」で中心人物となる宇随天元の友情出演として、ちょこっと伊黒さんが登場するかもしれないので、声優鈴村健一さんが演じる伊黒さんがどんな人か見てみたいという方は是非『鬼滅の刃 遊郭編』もご覧ください。

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