アニメ化したことで人気が急上昇した「鬼滅の刃」に登場し、鬼殺隊を支える柱たちの素晴らしい人間性について紹介します。
時透無一郎のプロフィール
通称 :むいむい(ファンの間だけ)
使用する呼吸:霞の呼吸
誕生日:8月8日
年齢 :14歳
身長 :160cm
体重 :56kg
出身地:景信山(現・東京都八王子市と神奈川県相模原市の境界
趣味 :紙切り、折り紙(死ぬほど飛ぶ紙飛行機を作れる)
好物 :ふろふき大根
鎹鴉 :銀子
人物像
わずか14歳ながら、刀を握ってたった2ヶ月で柱になった実力の持ち主。
その実力の所以は、すべての呼吸の始まりである「日の呼吸」の使い手の子孫という事が関係していると思われます。
また、柱の中でも最も早く「痣」を発現させています。
物語の中に登場した時は過去の記憶がなく何事にも無関心でおっとりとした性格です。
竈門炭治郎との交流や上弦の伍との激闘を経て、無くしていた記憶を取り戻します。
時透無一郎の過去
無一郎が始まりの呼吸の剣士の子孫ということは、鬼滅の刃14巻188話で無一郎の過去にて明かされています。
無一郎の父は杣人(そまびと)と言われる林業従事者で、無一郎も木を切る仕事を手伝っていました。
母は風邪をこじらせたことによる肺炎で死亡。父は嵐の日に薬草を採りに行き崖から転落死してしまいます。
残された双子の兄・有一朗と弟・無一郎。
ある日お館様の奥様であるあまね様が訪ねて来て、始まりの呼吸を使う剣士の子孫であることを知らされ、無一郎は人を助けるために剣士になりたいと言います。
しかし無一郎とは正反対の性格で言葉がキツイ有一朗は「無一郎の無は”無能”の無。無一郎の無は”無意味”の無」などと否定的な言葉で傷つけます。
その年の夏夜、戸を開けて寝ていた所を鬼に襲われ、有一朗を亡くします。
その時に聞いた有一朗の言葉で、「自分ではない誰かのために無限の力を出せる選ばれた人間」
「無一郎の無は”無限”の無」だという事を知りました。
過去考察と先祖の正体
先述で無一郎は始まりの呼吸を使う剣士の子孫だったことが明かされたと紹介しました。
無一郎の先祖についてですが、物語の重要人物として登場します。
その先祖とは、後に無限城で戦う事となる上弦の壱・黒死牟(人間時代の名前:継国巌勝)なのです。
しかし無一郎は日の呼吸を使うことができません。
瞳の色も水色であることから剣士の血はかなり薄れていたと推測できます。
日の呼吸を使えるのはやはり赫杓の子である炭治郎だけという事が言えます。
ただ剣技の才はあった為、有一朗が鬼に襲われたことをきっかけに覚醒し、霞の呼吸を習得し、史上最速2ヶ月という短期間で柱になっています。
無一郎が記憶を無くした原因は兄・有一朗を惨殺され激しい怒りとショックによるものと考えられます。
咄嗟に武器を手に持って戦った時に意識は既に朦朧としており、産屋敷邸で目を覚ました時には記憶に霞がかかったようにそれまでの記憶、肉親を亡くした時の記憶すら思い出せなくなっていたようです。
霞の呼吸の種類
壱ノ型 垂天遠霞(すいてんとおがすみ)
引用:「鬼滅の刃」 14巻 117話 集英社/吾峠呼世晴
弐ノ型 八重霞(やえかすみ)
引用:「鬼滅の刃」 19巻 165話 集英社/吾峠呼世晴
参ノ型 霞散の飛沫(かさんのしぶき)
引用:「鬼滅の刃」14巻 120話 集英社/吾峠呼世晴
肆ノ型 移流斬り(いりゅうぎり)
引用:「鬼滅の刃」 12巻 106話 集英社/吾峠呼世晴
伍ノ型 霞雲の海(かうんのうみ)
引用:「鬼滅の刃」 14巻 119話 集英社/吾峠呼世晴
露陸ノ型 月の霞消(つきのかしょう)
引用:「鬼滅の刃」 14巻 120話 集英社/吾峠呼世晴
漆ノ型 朧(おぼろ)
引用:「鬼滅の刃」 14巻 121話 集英社/吾峠呼世晴
朧は動きに大幅な緩急をつけることで、敵を撹乱することができます。
姿を見せる際は亀のように遅く、姿を消す際は一瞬で消えます。
霞の呼吸極意は敵を翻弄する高速移動にあります。
筋肉の弛緩と緊張を常に意識することで、正常無比な足さばきを可能にします。
これを習得し応用すれば、たとえ嫌な人に会ったとしても姿を眩ませ逃げることができるでしょう。
痣の発現
痣を発現させる条件は心拍数が200以上、体温が39度以上の状態となること。
普通の人間なら命に関わる数値ですが、無一郎曰く、そこで死ぬか死なないかが痣が出る者と出ない者の分かれ道との事です。
引用:「鬼滅の刃」 14巻 118話 集英社/吾峠呼世晴
双子の兄が残した言葉を思い出し、奮い立ったことで痣が発現。
上弦の伍との戦いにて柱の中でも最も早く痣を発現しました。(鬼殺隊の中で言うと炭治郎が最速です)
まとめ
ここまで最年少ながら最速で柱になった時透無一郎について紹介しました。
基本的におっとりした性格の無一郎ですが、手が出るのは兄・有一朗よりも早いようです。
柱合会議でも炭治郎に石を投げつけるなど、言葉よりも手が先に出ていましたね。
また、無一郎の回想や死に際などに兄・有一朗が登場する際、背景にイチョウの葉が必ず描かれていることはお気づきでしょうか。
イチョウの花言葉は「長寿」「荘厳」「鎮魂」という3つの花言葉があります。
無一郎は14歳という若さでこの世を去りますが、度々イチョウの葉が描かれていることで、兄・有一朗や作者目線で「長寿」=”長生きしてほしかった” という思いと、「鎮魂」=”安らかに眠ってほしい”
という思いが込められていたのではないかと考えさせられる印象的なシーンとなっています。
「無一郎の無は”無限”の無」
「無」という文字の概念が変わるほど無限の力と優しさを持った時透無一郎でした。
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