【鬼滅の刃】下弦の壱・魘夢の人間時代の記憶

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今回は鬼滅の刃 無限列車編の七不思議(勝手に命名)の一つと言っても過言ではない、「魘夢の人間時代の記憶」について、鬼滅の刃零巻内で初めて明かされたため紹介します。

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無限列車編の七不思議

その七不思議というのは筆者が勝手に命名したのですが、鬼滅の刃無限列車編に登場する十二鬼月の一人、下弦の壱・魘夢(えんむ)だけ人間だった頃の記憶がないということです。

鬼滅の刃無限列車編をご覧になられて、お気付きになった方もいるのではないでしょうか。

主人公の竈門炭治郎が最終戦別で戦った手鬼や十二鬼月(無限列車以前の物語では下弦の伍・累)といった作中で重要となる鬼は、頸を斬られて死ぬ間際に「人間だった頃の記憶」が走馬灯として描かれており、その悲しい過去が明かされます。

しかし、無限列車編に出てくる下弦の壱 ・魘夢だけは、その「人間だった頃の記憶」が本編だけでなく劇場版でも明かされていません。

もちろん、それ以降物語の中に魘夢が再登場することはありません。

魘夢だけ「人間だった頃の記憶」が描かれていない理由について、鬼滅の刃零巻で明かされた衝撃の過去と鬼になった経緯の2点から紐解いていきます。

 

鬼滅の刃零巻で明かされた衝撃の過去

無限列車編に登場する下弦の壱・魘夢は、物語の中でもかなり重要な登場人物の一人です。
にもかかわらず、頸を斬られて灰になる際に人間時代の記憶が蘇らなかったのはなぜなのでしょうか。

実は、魘夢の人間だった頃の衝撃的事実について、『劇場版鬼滅の刃 無限列車編』の来場特典等で配布された鬼滅の刃零巻内で初めて明かされたのです。

その人間時代の衝撃的事実というのがこちら…

 

魘夢は人間時代、子供の頃から夢と現実の区別がつかず、周囲を困惑させていました。

大人になってからは医者でもないのに催眠療法などを悪用して、病気で余命が少ない人に健康になったと思い込ませて、後から実は全部嘘だったとバラしたり、最低なことを繰り返していました。

 

無限列車編で魘夢は「幸せな夢を見せた後に悪夢を見せ、不幸に打ちひしがれている様を見るのが大好き」と告白しています。

なんとも、鬼らしい歪んだ性格は人間の頃から変わっていなかったようです。

 

魘夢が鬼になった経緯

鬼滅の刃に登場する鬼には悲しい過去があり、仕方なく鬼になってしまうことが殆どですが、魘夢はそういった過去がない上に、鬼になった経緯が不明なまま無限列車編が終わっていました。

しかし魘夢が鬼になった背景については、鬼滅の刃の単行本が完結し、後に発売された公式ファンブック第二弾で明らかになりました。

それはなんと、魘夢の場合は鬼舞辻無惨に鬼にならないか誘われてなったわけではないということです。

どういう事かと言うと、小腹がすいた鬼舞辻無惨に腑(はらわた)を喰われたのですが、致命傷による痛みを感じなかったため鬼の無惨を羨み、褒めそやしたそうです。

その言葉を最期に心臓も脳も止まったのですが、無惨はその場の気まぐれで魘夢を鬼にしたのです。

 

まとめ 

ここまで魘夢の過去についての衝撃事実を紹介しました。

魘夢だけ人間だった頃の記憶が描かれていない理由の一つは、「幸せな夢を見せた後に悪夢を見せ、不幸に打ちひしがれている様を見るのが大好き」な性格が、鬼になった後も変わっていなかった事が関係していると考えられます。

もう一つは、人間だった頃一度は死にましたが、無惨の気まぐれによって鬼にされ、その時やそれ以前のことを魘夢自身が鬼になった後に思い出すことはなかったからという事も関係しているからと考えられます。

鬼になった後、人間だった頃の記憶がなくなってしまう。それが「鬼化」です。

また、魘夢の場合は人間だった頃から夢と現実の区別がつかないという事もあって、頸を斬られた際も走馬灯を見ることなく灰になったのではないかと考えられます。

引用:「鬼滅の刃」 8巻 62話 集英社/吾峠呼世晴

少し細かいですがこういった部分の設定も考えて、吾峠呼世晴先生は物語を作られていたのではないでしょうか。

この考察を通して改めて、鬼滅の刃という作品の魅力と吾峠呼世晴先生の素晴らしい才能を感じます。

 

魘夢の性別はどっち?♂♀

これは余談なのですが、魘夢の性別がわからないといった方も多いのではないでしょうか。

結論、魘夢が一人称を「俺」と言っていることから、ほぼ「男」で間違いないかと思います。

今回アニメ化した際の魘夢のCV(キャラボイス)が平川大輔さんという方なのですが、男性にしては声変わりしきれていないような、小学6年生から中学2年生くらいの絶妙なトーンの声の持主なので魘夢って女?と感じた方もいらっしゃったかと思います。

下がり眉と優しそうな眼もとの印象とおかっぱ頭が女性の様な容姿に見られますが、本編で魘夢の上半身が映った際にも、男性であることがわかりますね。

下弦の鬼を収集した会議で魘夢は無惨に気に入られていましたが、なんぼ上弦(強い鬼)といっても無惨に認められた鬼は黒死牟(上弦の壱)くらいだと思うので、気難しい無惨に気に入られる鬼も珍しいと思います。

魘夢が使う血気術は結構手の込んだものですので、もし無限列車で戦った相手が炭治郎ではなかったら、上弦の鬼になる実力はあったでしょうね。

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