岩柱・悲鳴嶼行冥を丸ごと紹介~沙代の正体についても考察します~

キャラ考察
引用:「鬼滅の刃」 15巻 集英社/吾峠呼世晴
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アニメ化したことで人気が急上昇した「鬼滅の刃」に登場し、鬼殺隊を支える柱たちの素晴らしい人間性について紹介します。

 

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悲鳴嶼行冥のプロフィール

誕生日:8月23日
年齢 :27歳
身長 :220cm
体重 :130kg
出身地:東京府 靑梅 日の出山(現:日の出山 青梅)
趣味 :尺八(長時間吹きすぎておばあさんから箒で叩かれたことがある)
好物 :炊き込みご飯
鎹鴉 :絶佳(ぜっか)

 

人物像

2m20cmもある巨漢で、数珠を持ち「南無阿弥陀仏」と書かれた羽織を着ているため僧侶の様にも見えます。
お寺育ちで子供と猫好きです。

悲鳴嶼さんだけ瞳孔のない白目で描かれているのは盲目であるためです。
彼が赤ん坊の時に高熱を出して失明したとされています。

目が不自由であるのにも関わらずあまりにも感覚が鋭いために、本当は見えているのではないかと一部の人からは怖がられたり、嘘つきだとしつこく絡まれる事もしばしば。

伊之助は「間違いなく鬼殺隊最強」と言っており、炭治郎も他の柱とは違う匂いを感じていました。

悲鳴嶼さんの鎹鴉(かすがいがらす)の名前が絶佳という変わった名前ですが、絶佳とは「眺望絶佳」と使うように、風景がすぐれていて美しいことを表します。

子供に付けたい名前ランキングに入っても良いくらいの美しい名前ですね!

鎹鴉の名前はスルーしがちですが、意外と他の柱の鎹鴉もカッコイイ名前が付けられているので確認してみたい方は是非、前のページをチェックしてみてください!

 

悲鳴嶼行冥の過去

兄、行冥、弟二人の4人兄弟という構成から、実は悲鳴嶼家の次男だったという事が公式ファンブックで明かされています。

兄弟を病気や飢えで亡くした行冥は寺で子供たちと暮らしていましたが、子供たちを鬼に惨殺されてしまいます。

さらに、寺の子供たちが鬼に惨殺された後に生き残った子供「沙代」の証言によりあらぬ誤解で投獄され、疑り深い性格になってしまいました。

 

日輪刀

鉄球と斧を鎖で繋いだ形の日輪刀を高速で振り回し、技を繰り出しています。

悲鳴嶼行冥の日輪刀が鎖であることには理由があります。鎖を振り鳴らす音の反響で空間や敵の動きを正確に把握するため、盲目である彼にはこの形の日輪刀がベストと言えます。

 

岩の呼吸の種類

壱ノ型 蛇紋岩・双極(じゃもんがん・そうきょく)


 引用:「鬼滅の刃」20巻 171話 集英社/吾峠呼世晴

上弦の壱との戦いで風柱と同時に繰り出した技。

 

弐ノ型 天面砕き(てんめんくだき)


 引用:「鬼滅の刃」19巻 169話 集英社/吾峠呼世晴

鉄球を頭上高くから落とす技。鎖を踏むことで攻撃の速度を上げ、威力も上がる。

 

参ノ型 岩軀の膚(がんくのはだえ)


 引用:「鬼滅の刃」16巻 139話 集英社/吾峠呼世晴

鬼舞辻無惨との決戦の火蓋が切って落とされた際、鬼舞辻無惨の血鬼術「黒血 枳棘(こっけつ ききょく)」を振りほどいた技。

 

肆ノ型 流紋岩・速征(りゅうもんがん・そくせい)


 引用:「鬼滅の刃」19巻 169話 集英社/吾峠呼世晴

鉄球と斧を同時に振るい、鎖を靡かせることで相手の攻撃から身を守ることも可能な技。

 

伍ノ型 瓦輪刑部(がりんぎょうぶ)


 引用:「鬼滅の刃」20巻 176話 集英社/吾峠呼世晴

上弦の壱・黒死牟へ留めを刺した技。

 

無限城で対戦した上弦の壱・黒死牟は、戦国時代に鬼狩りだった経歴をもつことから、鬼になった後も月の呼吸を使い、柱たちの前でその圧倒的な強さを見せつけます。

悲鳴嶼さんはその圧倒的な強さを感じ取り、両腕に痣を発現させました。


 引用:「鬼滅の刃」 19巻 169話 集英社/吾峠呼世晴

悲鳴嶼さんも痣を発現させたことで自身の力を最大限に引き出し、風柱や霞柱、不死川玄弥と力を合わせて上弦の壱、そして鬼舞辻無惨を打倒することができました。

 

ここで、鬼舞辻無惨を倒した後の悲鳴嶼さんの言動について少し解説をしたいと思います。

たくさんの仲間を失いながらも全員の力を合わせて鬼の始祖である鬼舞辻無惨を打倒し、誰もが喜びを分かち合い、そして隠(かくし)が怪我人の手当に負われている時、片足を失い重傷を負った悲鳴嶼さんに隠が薬を投与しようとしますが、彼はそれを拒否します。

なぜまだこの時悲鳴嶼さんは息がありますが、なぜ自ら治療を拒否したのでしょうか。

それは、先に発現した「痣」と密接な関係があるのです。

今まで当サイトでは説明していませんでしたが、「痣」を発現した者(痣者:あざもの)は例外なく25歳までに必ず命を落としてしまうというジンクスがあります。

これは「寿命の前借(まえがり)」というものです。

そしてこの時、悲鳴嶼さんは既に27歳という年齢のため、痣者の寿命を超えてしまっています。

柱は全員、最終決戦の前にそれを承知の上で痣を発現させているため、悲鳴嶼さんも鬼を滅殺した後に訪れるであろう平和な時代を生きられないことを心得ていたのです。

ただ柱以外の隊士は痣の事を知らないため、隠は薬を投与しようとしましたが、悲鳴嶼さんは自分に薬を使うなんて溝に捨てるようなもの、少しでも多くの若い隊士に薬を使ってほしいという願いで治療を拒んだのです。

 

沙代

先述で「悲鳴嶼さんはあらぬ誤解で投獄された」とご紹介しました。その悲鳴嶼さんが投獄されるきっかけとなったのが当時お寺で一緒に暮らし、あの事件後生き残った「沙代」という少女です。

沙代は鬼に襲われた時の証言で、「あの人は化け物。みんな殺した」と言っていましたが、「あの人」と言うのはお寺に侵入した鬼のことであり、実は悲鳴嶼さんではなかったのです。

しかし鬼は朝日で消滅している上、沙代は事件のショックでまともに話すことができなくなっていたため、悲鳴嶼さんの容疑を晴らすことができませんでした。

物語中で14歳になった沙代はそのことを気にしており、ずっと謝りたいと思っています。
その沙代の思いが分かるシーンが、実は鬼滅の刃最終巻にあります。


 引用:「鬼滅の刃」 23巻 200話 集英社/吾峠呼世晴

 

この少女が沙代だという明記はありませんが見た目も14歳くらいの少女に見えますし、剣技の才に恵まれなかったので隠(かくし)として沙代が鬼殺隊に入隊し、悲鳴嶼さんに謝るタイミングを窺っていた可能性もあります。

鬼舞辻無惨打倒後、悲鳴嶼さんは今際の際で昔一緒に暮らしていた子供たちと邂逅しますが、その時、最期の最後まで手を握っていったのが沙代だったのではないでしょうか。

悲鳴嶼さんと昔一緒に暮らした子供たちも「謝りたかった」と言っていますが、これは沙代が朦朧としている悲鳴嶼さんに語りかけていたのかもしれませんね。

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